スクールで本当に教えているのは、技じゃない
スケートボードスクールと聞くと、
多くの人はこう思います。
「技を教える場所」
でも、正直に言うと、
このスクールで一番教えているのは、技ではありません。
むしろ、
技は“結果”でしかない。
技は、あとから勝手についてくる
例えば、同じ技を教えても、
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すぐできる子
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何ヶ月もかかる子
がいます。
でも、面白いのはここからです。
最終的に一番伸びるのは、
最初にできた子ではなく、
「できない時間」を長く経験した子であることが多い。
なぜか。
それは、
できない時間の中で、
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自分で考える力
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失敗に耐える力
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諦めない感覚
を身につけているからです。
技は、その副産物にすぎません。
教えすぎない、という選択
スクールでは、あえて“教えすぎない”瞬間があります。
子供が困っているのが見えても、
すぐに答えを言わない。
なぜなら、
スケートボードは「答えをもらう競技」ではなく、
「答えを見つける競技」だからです。
もし、毎回正解を教えてしまったら、
子供はこうなります。
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指示がないと動けない
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失敗を怖がる
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自分で決められない
技はできても、
スケーターとしては、弱くなってしまう。
それだけは、絶対に避けたい。
スケートボードは、コントロールできないスポーツ
スケートボードは、
思い通りにならないスポーツです。
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さっきできた技が、今日はできない
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何百回やっても、できない日がある
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突然、できる日がくる
だからこそ、
スケートボードは面白い。
そして、
人生に似ている。
思い通りにならない現実の中で、
どう向き合うか。
スクールで教えているのは、
その“向き合い方”です。
上手くなるより、強くなる
このスクールで目指しているのは、
「上手いスケーター」ではありません。
目指しているのは、
「強いスケーター」です。
強さとは、
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失敗しても折れない
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他人と比べすぎない
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自分のペースを信じられる
そういう力。
技は、
その人の“強さ”を可視化したものにすぎません。
親御さんに、少しだけ伝えたいこと
もし、子供がスクールで技を失敗していても、
心配しなくて大丈夫です。
むしろ、その時間は、
一番価値のある時間です。
大人がやるべきことは、
“教えること”ではなく、
“信じること”。
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できるようになると信じる
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挑戦していることを認める
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失敗する権利を奪わない
それだけで、
子供は、自分の力で伸びていきます。
スクールは、技術を売る場所じゃない
スクールは、
技術を売る場所ではありません。
挑戦できる環境をつくる場所です。
失敗しても笑える空気。
できなくても、置いていかれない場所。
それがあるかどうかで、
子供の未来は変わります。
最後に
本当に教えているのは、技じゃない。
それは、
「失敗してもいい」という感覚。
「自分で決めていい」という感覚。
「時間がかかってもいい」という感覚。
スケートボードは、
技を覚えるための道具ではなく、
生き方を学ぶための道具だと思っています。
もし、スケートボードに興味があるなら
うまくなる場所を探すより、
失敗できる場所を探してほしい。
このスクールは、
そんな場所でありたいと思っています。