親子でスケートボードをすると、子どもとの関係が少し変わる。
「子どもにスケートボードをやらせてみたい」
そう思って、このブログを読んでくださっている親御さんもいると思います。
子どもが新しいことに挑戦する姿を見るのは、嬉しいものです。
初めてボードに乗れたとき。
初めて自分の力で進めたとき。
何度も失敗したあとに、ようやく技ができたとき。
その瞬間を見られることは、親にとっても特別な経験です。
でも、もし機会があれば、一つ提案したいことがあります。
子どもにスケートボードをやらせるだけではなく、親御さん自身も一緒に楽しんでみませんか?
そこには、子どもの成長を見守るだけでは味わえない面白さがあります。
1. 親も、最初は初心者でいい
親子で何かを始めるとき、つい大人が教える側になりがちです。
「こうやるんだよ」
「もっとこうしたら?」
「さっきより上手くなったね」
もちろん、そんな声かけも悪くありません。
でも、スケートボードでは、親も初心者になれます。
初めてボードに乗る。
思ったように進めない。
バランスを取るのが難しい。
子どもと一緒に、できないことに挑戦する。
すると、いつもの親子関係とは少し違う時間が生まれます。
普段は教える側の大人が、子どもと一緒に悩む。
親が失敗して、子どもが笑う。
子どもが先にできるようになって、親に教えてくれる。
そんな経験も、スケートボードならではの楽しさです。
親だから、いつもできる人でなくていい。
できないことに挑戦する姿を見せることも、子どもにとって大切な経験になるのではないでしょうか。
2. 「頑張れ」よりも、「一緒にやってみよう」
子どもが何かに挑戦していると、つい応援したくなります。
「頑張れ!」
「もう少し!」
「あと一回!」
その気持ちは、子どもを思うからこそ生まれるものです。
でも、子どもによっては、応援がプレッシャーになることもあります。
上手くなってほしい。
できるようになってほしい。
せっかく始めたのだから、続けてほしい。
そんな親の期待が大きくなるほど、子どもは「できなければいけない」と感じてしまうことがあります。
そんなときこそ、少しだけ視点を変えてみてください。
「頑張って」ではなく、
「一緒にやってみよう」
「難しいね」
「今の面白かったね」
そんな言葉を交わしてみる。
上達することだけを目的にせず、一緒に楽しむ時間そのものを大切にする。
それだけで、スケートボードの時間は少し違ったものになるかもしれません。
3. 子どもから教わることもある
子どもは、大人が思っている以上に自由です。
大人なら「これは難しそう」と考えてしまうことでも、子どもは面白そうだから挑戦してみる。
失敗しても、少し休んだらまた始める。
突然、思いもよらない遊び方を見つける。
もちろん、危険なことには大人が注意を払う必要があります。
でも、安全を確保したうえで、子どもの発想に任せてみると、こちらが驚かされることがあります。
「そんな楽しみ方があったんだ」
「そんなことを考えていたんだ」
スケートボードは、決められた技を練習するだけの遊びではありません。
自分で考え、試し、自分なりの楽しさを見つけていくものです。
だからこそ、親が子どもに教えるだけではなく、子どもから教わることもある。
一緒に滑るということは、子どもを知る時間でもあるのです。
4. 上手くなることだけが、思い出ではない
親子でスケートボードを始めたら、ぜひ覚えておいてほしいことがあります。
それは、毎回上達しなくてもいいということです。
今日はあまり上手く滑れなかった。
思ったようにできなかった。
途中で疲れてしまった。
そんな日があっても構いません。
一緒に笑ったこと。
転ばないように慎重に練習したこと。
初めて自分の力で進めたこと。
帰り道に「またやりたいね」と話したこと。
そうした一つひとつが、親子の思い出になっていきます。
子どもが大きくなったとき、覚えているのは、できるようになった技だけではないかもしれません。
一緒に挑戦したこと。
一緒に失敗したこと。
自分の頑張りを見てくれたこと。
そして、同じ時間を楽しんでくれたこと。
上達するために始めたことが、いつの間にか親子の大切な時間になっている。
そんな楽しみ方があってもいいと思います。
5. もちろん、親が無理に始める必要はない
ここまで親子で滑る楽しさを書いてきましたが、親御さん自身がスケートボードを始めなければいけない、ということではありません。
子どもが滑っている姿を見守ることも、立派な関わり方です。
子どもが話してくれたことに耳を傾ける。
できたことを一緒に喜ぶ。
上手くいかない日も、結果だけで判断しない。
そして、子ども自身がどう感じているかを大切にする。
それだけでも、子どもにとっては大きな支えになります。
もし親御さん自身も「ちょっとやってみたい」と思ったら、一緒に挑戦してみる。
そのくらいの気持ちで十分です。
始めるときは、無理をせず、ヘルメットなどの保護具を着用し、初心者向けの安全な場所で基本から練習しましょう。
安全に楽しめる環境があってこそ、親子の時間も豊かなものになります。
スケートボードを通して、同じ景色を見る
子どもが成長するにつれて、親子の関係は少しずつ変わっていきます。
親が手を貸す場面もあれば、子どもが自分で考え、自分で決める場面も増えていきます。
そんな中で、親子が同じことに挑戦し、同じ景色を見られる時間は、意外と貴重なのかもしれません。
スケートボードが上手くなること。
新しい技ができるようになること。
それも、もちろん素晴らしいことです。
でも、それだけがスケートボードの価値ではありません。
一緒に挑戦する。
一緒に笑う。
できないことを、できないまま楽しむ。
そして、少しずつできることが増えていく。
そんな時間の中で、子どもの新しい一面を知ることもあれば、親自身が何かに気づくこともあるでしょう。
スケートボードは、子どもを成長させるだけではなく、親子が一緒に成長するきっかけにもなる。
僕たちは、そんな可能性もスケートボードにはあると思っています。
まずは、一緒に楽しむところから
最初から上手く滑れなくてもいい。
難しい技ができなくてもいい。
親が子どもより下手でも、まったく問題ありません。
大切なのは、誰が上手いかではなく、一緒に楽しめること。
もし子どもがスケートボードに興味を持っているなら、まずは一緒に見に行くところからでもいいと思います。
そして、もし親御さん自身も少し興味が湧いたなら、ぜひ一度、ボードに乗ってみてください。
普段とは違う子どもの表情が見られるかもしれません。
普段とは違う会話が生まれるかもしれません。
そして、親子で共有できる新しい楽しみが、一つ増えるかもしれません。
スケートボードを始める理由は、人それぞれです。
上手くなりたいから。
友達と滑りたいから。
新しいことに挑戦したいから。
親子で楽しみたいから。
どんな理由でもいい。
「やってみたい」と思った瞬間が、始めるきっかけです。
スケートボードを通して、親子で新しい時間を楽しんでみませんか?