上手い子より、続けられる子が強い


スケートボードを教えていると、

「この子、上手くなったな」

と感じる瞬間があります。

でも、長く子どもたちを見ていると、

本当に強いなと思うのは、

最初から上手だった子ではありません。

続けている子です。


スケートボードは、すぐには上手くならない


スケートボードを始めると、

最初は何をやっても難しい。

立つ。

進む。

止まる。

曲がる。

それだけでも練習が必要です。

そして少し上達すると、

今度は新しい技ができなくなる。

何日やっても、

何週間やっても、

できないことがあります。

そこで、

「もういいや」

となる子もいます。


でも、続けていると突然できる日が来る

面白いのがここです。

昨日まで全然できなかったことが、

ある日突然できることがあります。

本人も、

「え?できた!」

という顔をします。

でも、その「突然」は、

本当は突然ではありません。

その前に、

何十回、

何百回と失敗しているからです。

見えないところで積み重ねてきたものが、

ある日、形になっただけです。


成長は、いつも見えるわけじゃない

子どもの成長を見ていると、

「最近あまり変わってないな」

と思う時期があります。

でも、

そこで辞めなかった子は、

しばらくするとまた伸び始めます。

筋力がついた。

バランスが良くなった。

怖さを克服した。

タイミングが分かってきた。

成長は、

いつも目に見える形で現れるわけではありません。


「続ける」は、才能の一つ

私は、

続けることも一つの才能だと思っています。

ただし、

生まれ持った才能ではありません。

「できなかったけど、もう一回やってみる」

その経験を何度も繰り返すことで、

少しずつ身についていく力です。

そしてこの力は、

スケートボードだけに必要なものではありません。


親御さんに伝えたいこと

子どもが伸びているかどうかを考える時、

「どんな技ができるようになったか」

だけではなく、

「まだ続けているか」

も見てあげてください。

今日もボードを持って出かけた。

失敗したけど、また挑戦した。

「次はできそう」と言っていた。

それだけでも、

十分に成長しています。


最後に

スケートボードでは、

早く上手くなる子もいます。

時間がかかる子もいます。

でも、

長く続けている子には、

必ず積み重ねがあります。

そしてその積み重ねは、

技術だけではありません。

諦めそうになった時にもう一度やる力。

できないことから逃げない力。

自分のペースで進み続ける力。

それは、

これから先の人生でも、

きっと大きな財産になります。

だから私は、

子どもたちに「早く上手くなってほしい」と思う以上に、

「長く好きでいてほしい」

と思っています。

上手くなることは、

その先についてくるものだからです。