子どもは、なぜスケートボードに夢中になるのか


スケートボードを教えていると、

時々こんな光景を目にします。

「もう帰るよ。」

そう声をかけられても、

「あと1回だけ!」

と言って、もう一度ボードに乗る子。

その「あと1回」が何度も続いてしまうくらい、夢中になっています。

なぜ子どもたちは、そこまでスケートボードに引き込まれるのでしょうか。


「できそう」があるから面白い

スケートボードは、

最初から何でもできるスポーツではありません。

でも、

「あと少しでできそう。」

そんな瞬間が何度もあります。

あと少し足を高く上げれば…。

あと少しタイミングが合えば…。

その「あと少し」が、

子どもたちの挑戦する気持ちを引き出しています。


誰かにやらされていない

スケートボードには、

試合のために練習しなさいという空気があまりありません。

「やりたいから滑る。」

その気持ちが一番の原動力です。

だからこそ、

難しい技にも何度も挑戦できるのだと思います。


「できた!」を自分でつかめる

誰かに評価される前に、

まず自分自身が分かります。

「今、できた!」

この瞬間の笑顔は、

何度見ても特別です。

その喜びを知っているから、

また次の挑戦が始まります。


仲間がいるからもっと楽しい

スケートパークでは、

友達が成功すると自然と拍手が起こります。

「ナイス!」

「今の惜しかった!」

そんな何気ない一言が、

子どもたちの背中を押しています。

競い合うだけではなく、

一緒に喜び合える。

それもスケートボードの魅力です。


大人も忘れていた気持ち

子どもたちを見ていると、

夢中になることの大切さを教えられます。

時間を忘れて、

失敗しても笑って、

「もう一回やる。」

その姿は、とても生き生きしています。


最後に

スケートボードの魅力は、

技ができることだけではありません。

自分で挑戦したくなること。

夢中になれること。

仲間と喜びを分かち合えること。

そんな時間の積み重ねが、

子どもたちを少しずつ成長させてくれます。

だから私は、

「今日は何を教えようか」だけではなく、

「今日も夢中になって帰ってくれたかな。」

そんなことを大切にしながら、子どもたちと向き合っています。